おはようございます!【釿始】副校長の中桐です。
3本目は、このブログにも何度も登場している建築コミュニティ「釿始」について。
建築に携わる仲間が集まり、学びや交流を重ねているこの場ですが、毎回建築ど真ん中のテーマで開催しているわけではありません。
21回目のテーマはこちらです↓
【教えてお兄ちゃん―若手の本音、オジの言い分―】
というタイトルで「世代間ギャップ」をテーマに開催しました。
釿始に年齢制限はありませんが、20代から50代のメンバーが多く40代の私はもちろん、オジ側です(笑)


会場のみんなと一緒につくる「場」
2代目の釿始では、登壇者の話を聞くだけでなく、会場のみなさんと一緒に「場」をつくることを、かなり意識しています。
誰かの話をきっかけに、自分の考えを口にしてみる。
それを聞いた別の誰かが、また違う視点を返してくれる。
そんなやり取りから生まれる気づきも、大切にしたいと思っています。
ただ、その分、当日どうなるか読めない部分もあります。
今回は事前打合せの段階から「ハマれば面白いけど、どうなるだろうね…」
と運営内でも不安と期待が入り交じる、そんな回でした。
個人的には2代目になってのイベントで一番どうなるか分からなかった回な気がします。
フリーコミュニティとはいえ、みなさん各々大切な時間を割いて集まって頂いています。
運営側としては、毎回なかなかドキドキするわけで…(笑)
当日は登壇者のみなさんが、それぞれの立場から思いや悩み、そして決意を語ってくれました。
「そうだよね」と相槌を打つ人もいれば、何か物申したそうにしている人もいたり。
同じ話を聞いていても、受け止め方はそれぞれですね。
経験してきたことや、今置かれている立場が違えば見えているものも違う。
これは建築業界に限らず、職場でも家庭でも思い当たることがあるのではないでしょうか。

「世代間ギャップ」という言葉で片付けていませんか?
「最近の人は…」とか
「Z世代は…」とか
「上の世代は……」とか
そんな言葉を耳にすることありますよね。
今回、個人的に感じたのは若手とオジの間にある距離って、意外とお互いの思い込みから生まれている部分が多いのかもしれない、ということです。
もちろん、生きてきた時代や環境の違いはあります。
当たり前だと思っていること、仕事に対する考え方が違うのも不思議ではありません。
ただ、そもそも「世代間ギャップ」という言葉自体が、その遠いのか近いのかも分からない距離に、とりあえず説明をつける便利な言葉になっているような気がします。

世代で一括りにする前に、まずは目の前の「人」と話してみる
「世代が違うから仕方ないよね」と言えば、何となく自分の中で折り合いがつく。
でも、それで相手のことが分かったわけではないんですよね。
世代の違いだと思っていたことが、実は立場の違いかもしれない。
あるいは、その人自身の考え方の違いなのかもしれない。
そこは、話してみないと分からないと思います。
とは言え話したからといって、全て同じ意見になる必要もないと思います。
「そういう考え方もあるんだな」
「そういう背景があって、そう思っているんだな」
そんなことが分かるだけでも、相手との向き合い方は変わる気がします。

出会いや会話が、何かのきっかけになる場所に
釿始は、建築に携わる人たちが集まる場です。
この建築の仕事も結局は人と人との関わりの中で進んでいきます。
お施主様との会話も、職人とのやり取りも、社内での相談も。
相手が何を考え、何を大切にしているのか。
そこを知ろうとすることは、家づくりを進めるうえでも大切なことだと思います。
だからこそ、建築の技術や知識を学ぶことと同じように、こうして人との向き合い方を考える時間にも意味があるのではないでしょうか。
今回はそんな時間がつくれたのではないかと思っています。
今後も釿始は、人との出会いや会話から何かが生まれたり、考えが変わったりするキッカケになる場所でありたいと思います。
話を聞くだけでなく、そこにいるみなさんも一緒に参加できる形で。


次回は【人と街と建築】がテーマです
そんな釿始。次回は11月24日に同じく大阪にて開催予定です。
ここ2回は、「営業・コミュニケーション」そして「世代間ギャップ」と、建築ど真ん中とは少し違うテーマが続きましたが次回は建築寄りです。
学校断熱や街づくり、街活かしなど、【人と街と建築】をテーマに開催します。
建物単体だけでなく、そこに暮らす人や、街との関係まで含めて建築を考える。
行政との連携をしていきたい私自身も関心のあるテーマなので、どんな話になるのか楽しみです。
また、こちらでもご報告しますね。
この釿始、最近実は学生さんも来られています。
若くしてこの場で年齢や豊富な知識・経験を持つ方々と話したり、同じ時間を過ごすことは今後のかけがえのない財産になると思います。
正直うらやましい!(笑)
発足後2年半ちょっとで現在550人超の参加となったFBグループとなった「釿始」
全国から参加されてますので、比較的大阪に近い岡山から参加する価値は多分にあると思います。
次回「釿始」22の案内もおそらく今日か明日にはUPされます。
同業者のみなさん、興味ある学生さん、ぜひ一度足を運んでみてください。
https://www.facebook.com/groups/chounahajime
最後になりましたが、お越しいただいたみなさん、登壇者のみなさん、ありがとうございました。
みなさんのおかげで、今回も学びのある場になりました。感謝。
次は今週4本目「PHで学ぼう」Vol.11 防災・減災のことを書こうと思います。
ただ、ここ3本は連日続けて書きましたが、おそらく次は明後日になると思います。
それでは、素敵な一日を。