おはようございます!
最近バタバタしてブログの更新が遅れてしまっていたので、書く時間を早朝に変えてみた中桐です!
今日は早くも第8回を迎えた空調講座について。
第5回、第6回、第7回とまだ書けておらず、他にも書きたいことがいろいろと溜まっていますので、順番に書いていきます。
書き始めれば、そのまま一気に書くのですが、その「書き始めること」を日々の仕事の優先順位の後ろに回してしまう…よくないですね(笑)
ということで、早朝のこの時間を「ブログを書く時間」と決めて、今まさに書いています。ただいま朝の4時半です!
それでは、空調講座について。
第5回から第8回までは、すべて大阪での開催でした。
今回は、そのうち第5回と第6回について書いておきたいと思います。
第5回-大阪 泉佐野市-
第5回は、受講メンバーであるエディフィス省エネテック株式会社・改正さんのご実家兼、モデルハウスで開催されました。
改正さんは工務店ではなく、換気設備などを取り扱う、いわば換気商材の専門家です。
ご実家は、リフォームをしながら、その都度、換気や空気環境の改良を重ねてこられた、実験住宅のようなお住まいになっていました。


いつもどおり前回の宿題を振り返った後、5回目スタート!
今回のゴールはこちらです。
①熱交換換気の効率補正方法を学ぶ
②家全体の負荷計算を身につける
③個別の部屋の負荷計算を行う

まず、第1種換気(給気・排気ともに機械)と第3種換気(排気のみ機械)という、基本的な換気方式のおさらいから始まり、熱交換換気の必要性についても学びました。
第1種か、第3種かではなく
講座では、決して第1種熱交換換気を否定しているわけではありません。
ただ、目的や条件を整理せずに採用すると、イニシャルコストとランニングコストのバランスが取れず、期待したほど第3種換気との快適性の差を感じられないこともあり得る、という話です。
この空調講座を受けながら、換気や空気環境への理解を深めていくと、パッシブハウスでは事実上、第1種熱交換換気の採用が一般的であることについて、「本当にすべての建物で必要なのだろうか」と疑問を持つ方も、少なからずいらっしゃると思います。
私も、もちろん考えました。
私個人としては、これは0か100かで考える話ではなく、適材適所ならぬ【適地適設】(造語です…笑)なのかなと思っています。
第3種換気で十分に成立すると判断できる建物なら、それも一つの正解。
さらなる快適性や省エネルギー性を求め、パッシブハウス認定を目指すのであれば、第1種熱交換換気も正解です。
大切なのは、その土地、その家、そこで暮らす方に合った設備を、根拠を持って設計できること。
それこそが、これから必要になる技術だと思います。
最近では特に「第1種か、第3種か」という方式だけの論争は、正直あまり意味がないと感じています。
もちろん、私自身まだまだ勉強中で、学ぶべきことはたくさんあります。
ブログとは、その時々に学んだことや、今感じていることを残しておく場所でもありますよね。
AIを使えば、それらしい文章を書ける時代です。
だからこそ、ここでは自分が実際に見て、測って、考えた、手触りのある思いを書いておきたいと思っています。
引き続き、お付き合いください。
……少し脱線しましたね(笑)
でも、本当にそう思っています。
実際に測るからこそ分かること
その後は、冷暖房負荷計算シートを使いながら、家全体の負荷計算について学びました。
そして、せっかく実験できる建物にいるので、みんなで実測です。



測ってみると、網戸でさえ想像以上に日射遮蔽に貢献していることに気づかされます。
実際にみんなで測りながら、ああでもない、こうでもないと話す時間。
これこそがリアルな講座の醍醐味であり、「百聞は一見に如かず」とは、まさにこのことだと感じます。
まず、記憶に残ります。
そして、結果だけではなく、そこへ至るまでの過程が、後々の実務に生きてくる感覚があります。
いつもどおり約5時間の講座を終えた後は、近くのお店で懇親会。
そこでも基本的には空調の話をし続け、この日は終了です。

大阪は22時台の新幹線に乗れば、その日のうちに岡山へ帰ることができます。
翌朝からいつもどおり仕事ができるよう、基本的には日帰りです。
これが第5回でした!そして、次。
第6回-大阪 八尾市-
少し長くなりますが、このまま続けます!
第6回も大阪で開催され会場は同じ受講メンバーで、以前から親交のある「アトリエさんかく」谷口さんの事務所でした。
一度行ってみたいと思っていたので、今回、訪問する機会ができてよかったです。


この場所は、昼は事務所、夜は居酒屋として使われ、さらにサウナの営業や、地域に開かれたマルシェも定期的に開催されています。
建物だけでなく、その場所の使い方や活動そのものが、とても参考になる事務所です。
この日は、講座が始まる前から準備してくれて、一部のメンバーは開始前にサウナに入り、焼き鳥を食べ、心身共とととのった状態で受講していました(笑)



大阪・八尾の近くを訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
貸切サウナ「ととのうと」HPはこちら
第6回のゴールはこちら。
・個別の部屋の負荷計算を身につける
・家全体の空調設計を行う
宿題を振り返った後、実際の建物を題材に、負荷計算シートを使いながら各部屋の負荷を計算していきます。
この辺りから、いよいよ空調設計の核心に近づいてきた感覚があります。

座学では、空気の循環について学びました。
空気の流れを「一筆書き」で考える空調計画や、吸込口の位置、再熱除湿についてなど、おそらく空調設計に興味のある方にとっては、聞きたいことが目白押しの内容だったと思います。
講座の中盤には、エアコンの吹出口にケストレル(風速計)を当てて風速などを実測し、みんなで計算値との整合性を確認していきます。
さらに、計算上どれくらいの除湿水が発生するのかを求め、実際にドレンから排出される水の量とも照らし合わせました。



ここで、講座中に出てきた豆知識を一つ。
冷えた生ビールのグラスには、表面に結露が発生しますよね。

グラスについた結露水をこまめに拭き取ることで、冷たい状態を保ちやすくなります。
空調や湿気の話は、こうした身近なところにもつながっています。
余談でした(笑)
さて、今は9月も半ばですが、この日は8月5日。
真夏の炎天下で皆と学んだ一日が、早くも懐かしく感じられる、夏のひとときでした。

学び続けていることを伝えたい
有料講座なので、内容をどこまで書いてよいのかという難しさはあります。
ただ、このブログを読んでくださった一般の方に、「家をつくるために、こういうことまで日々勉強しているんだな」と知っていただけたら嬉しく思います。
そして、同業者の方にとっても、「自分も学んでみよう」と思うきっかけに少しでもなればと思っています。
以上、空調講座の第5回と第6回についてでした!
次は第7回・第8回について書きます。
…と言いたいところですが、その前に、先日JBN(全国工務店協会)の全国大会で東京にて登壇する機会をいただきましたので、次回はそのことを先に書いておきたいと思います。
それでは、素敵な一日を!