おはようございます!今週は4~5本ブログを書くつもりの中桐です。
先週書けなかった分、自責の念もあり一先ず宣言しておくことで、やるしかない状態にしておきます(笑)
どうぞお付き合いください。
まず今日1本目は、空調塾のこと。
先日、第9回を終え、いよいよ次回の第10回がラストとなりました。
この10回目に待っているのは、合否のある最終プレゼン。
ただ受講すれば修了、というわけにはいかないのが、この空調塾です…。
そこへ向けた振り返りも兼ねて、第7・8・9回のことをまとめて書いておこうと思います。
そして2本目は、先日の親和建設メディアウィークについて。
ラジオとテレビ番組の収録のお話と、放送のご案内です。
3本目は、こちらも先日開催した建築コミュニティ「釿始21」のこと。
副校長としても、これは書いておかねば。
4本目は、先日開催した「PHで学ぼう」Vol.11 防災・減災の回のお話。
あと、最後時間が許せば最近思うことを+αとして思うままに書いておきたいなと思っています。
はい、ということで、1本目いきます。空調塾。
第7回|家全体の空調設計を行う
第7回は、8月19日に大阪の熊取町で開催されました。
会場は建築コミュニティー「釿始」2代目校長でもあり、共に学ぶ仲間でもある野澤工務店 野澤さんの自邸です。

私とほぼ同時期にパッシブハウスに初挑戦し、無事に認定を取得されています。
ただ、なんとこちらは、ご実家のフルリノベーション(驚)
初挑戦がリノベとは、なかなかのチャレンジャーですよね。本当に尊敬します。
この日のゴールは、【家全体の空調設計を行う】
これです。いよいよです。
今まで学んできた点と点が、なんとなく結ばれていく感じの回でした
空調塾OBの参加が多かったのも納得ですね。
宿題復習の後、まずはメーカーごとのエアコンの特徴や再熱除湿について深掘りしながら、どのようなエアコンを選ぶべきか、という内容から始まりました。
再熱除湿と、エアコン選びの難しさ
ちなみに、再熱除湿について少し説明すると、
「暑くはないけど、ジメジメする」そんなとき、ありますよね。
エアコンで湿気を取るには、空気を冷やして水分を取り除く必要があります。
ただ、その冷たい空気をそのまま部屋へ戻すと、部屋が寒くなってしまいます。
そこで、水分を取り除いた空気を温め直してから、部屋へ戻す。
「再熱」、すなわち再び熱を与えるわけです。
要は部屋を寒くしすぎずに、ジメジメを取る機能ですね。
この機能、かなり良いように思えます。
実際、暑くはないのに湿気が多いときには役立ちます。
一方で、通常の冷房でも除湿はできます。というよりは冷房運転が一番除湿の効果は高い。
ただし、設定温度に達して冷やす働きが弱まったり止まったりすると、湿気を十分に取り切れないことがあります。
これを「サーモオフ」と言ったりします。
だからこそ、部屋を冷やしすぎず、必要な除湿をずっと続けられるように、機種や運転の仕組みを考えることが大切です。
ところが、各社の機能を見ていくと、これがなかなか複雑で…。
個人的にはなんだか、昔のガラケーのような雰囲気を感じます。
ガラケーを知らない世代の方もいるかもしれませんが…(笑)
「機能が多すぎて、使いこなせない…、というか誰も使ってない」みたいな感じです。
機能が多いからその家に合うとは限りません。しっかり選びましょう!


と言っても、一般の方がそこまで見極めるのは、なかなか難しいと思います。
だからこそ、建物の性能と空調の両方に詳しいビルダーに出会ってほしいなと思います。
そして、選んだエアコンの機能を最大限に発揮するにはどうするか。
空気をどう動かし、必要な場所へ届けていくか。
空調設計シートを使いながら、家全体で考えてみる。
そんな話が今回でした。とても重要な回だったと思います。

空気の動きについては、こちら↓の写真のイメージが個人的にわかりやすかったので、ひとつ紹介します。

講義の後は、いつもどおり懇親会に参加して、次の日の為にもその日のうちに岡山へ戻りました。
第8回|個別空間の空調設計を行う
第8回は、9月2日水曜日。
同じく大阪で、今回は国の登録有形文化財である「江戸堀コダマビル」にて開催されました。
こういう機会がなければ、なかなか中に入って見ることもありません。
会場そのものも、ひとつの学びになります。


そんな第8回のゴールは、【個別空間の空調設計を行う】です。
前回が家全体。今回は、個別の空間の検討です。
この回にもOBの皆さんが参加されていました。
やはり、第7・8回あたりは重要ですね。

「玄関が寒い」
「脱衣室が寒い」
そんな話を聞くことがあると思います。
家全体の空調を考えたうえで、こうした一つの場所をどう快適にするか。
そこを考えるのが、個別空間の空調設計ということです。
さらに、ダクトで全館空調を行う場合のダクト計画と、圧損(圧力損失)の話もありました。
ちょっと専門的ですが、圧損とは簡単にいうと、空気がダクトの中を通る際に抵抗を受け、圧力が失われることです。
送り出す力に対して抵抗が大きければ、必要な量の空気を届けられなくなります。
パッシブハウスなどで、ダクト式の第一種換気を採用するときにも関わる話です。
どのくらいの太さで、どんな種類のダクトを使い、どんな経路を通すのか。
ただつなげばよいわけではなく、必要な風量が届くように計画していきます。
そんな第8回でした。
この第7・8回を終えて、主要な講義はひと通り学んだ感じです。
これまでの学びを踏まえて、次の第9回へと続きます。
さすがに3回分はちょっと長いですね…(笑)
もう少しだけお付き合いください。
第9回|自分で設計し、実際の建物で確かめる
第9回は、9月24日木曜日。この日はなんと岐阜県へ。
講師である森さんの会社、鳳建設さんが岐阜県にあり、その手がけた実際の建物で開催されました。

空調塾では毎回宿題が出るのですが、今回は、実際の建物を対象に「空調設計をしてみてください」という課題でした。
それぞれが考えてきた計画を、参加メンバーみんなで見ながら、講評と解説を受けるのがメインの回です。
現地で実測したり、空気の流れを確認したりしながら進みました。


おそらく、ほかの皆さんもそうだったのではないかと思いますが、自分で空調設計を行い、その講評をしてもらうことで、私はめちゃくちゃピンときました。
「あー、なるほど。そういうことね」これが、今まで以上に多かった回でした。
話を聞いているときには、わかったつもりでも、自分でやってみると迷う。
そのうえで解説を聞くと、ようやく腑に落ちる、あの感じです。
第7回でつながり始めた点と点が、自分で設計することで、さらに結びついていく感じがしました。


講評の後は、これまでのまとめ。
改めて、この空調設計を行う意味や意義についても話がありました。
そして、もう一度「忘れないで」と念を押されたのが、結露についてです。
最後に、森さんから、
「これで私たちのターンは終わりです。次はみなさんのターンですので、次回のプレゼンを楽しみにしています」
という、なんとも緊張感のある言葉で締めくくられました。
ということでラスト10回目はこちらの番です。
最終プレゼンは、計画中のお客様の住まいで
いよいよ最終プレゼン。
私は、現在計画中のお客様の住まいを題材に、空調計画をプレゼンする予定です。
ここまで学んできたことを、実際の家づくりに落とし込んでいきます。
もちろん、合格は目指しますが、その先にあるのは、お客様が快適に暮らせる住まいをつくること。
そんな家づくりを、この日本で当たり前にしていくことです。
学んだことを、しっかり活かしていきたいと思います。
とはいえ、この空調講座。
プレゼンの出来によっては、容赦なく不合格になります。
実際に、不合格になる方も少なくないと聞いています。
怖いのは、ある程度できていても、これを間違えたら「一発アウト」というポイントがいくつかあるとのこと。
ホント怖いですね…(笑)
合格はもちろん、不合格だった場合も、正直にここでご報告します!
決戦は、10月14日(水)
もちろん合格するつもりですが、報告が遅かったら察してください(笑)
それでは、頑張ってきます!
以上、空調塾のお話でした。次の2本目も明日にはUPします。
それでは素敵な一日を!