断熱性能

親和建設の標準:HEAT20  G2グレード以上(断熱等性能等級6以上)

現在日本国内において、G2グレード未満の家でも法律上は問題なく建てられます。しかし世界的に見ても決して十分なレベルとは言えません。

断熱が弱い家は、冬寒くて夏暑い、光熱費が高い、家族が我慢する家になる可能性が高い。

そしてなにより…

これからの時代、エネルギーコスト・健康・気候変動・資産価値、すべてに関わるのが「断熱性能」。

私たち親和建設は、その土地に適したG2以上の安心して快適に暮らせ、将来へ遺せる家」を建てています。

 G2・G3の中にもレベルがある?

高性能化が日本全国に浸透してきている今、至る所で目にする「高断熱高気密」という表記。

この表記がもたらす快適性には設計者によってのかなりのバラつきがあります。

同じ断熱等性能等級6・7(HEAT20 G2・G3)でも、建物配置、窓の位置、サイズ、高さ等、日射取得・遮蔽の仕方、近隣の建物や植栽による影等によって、暮らしの快適性は、驚くほど変わります。

つまり、その土地にはその土地にあった設計でなければ本当のG2やG3グレードの性能は発揮できていないということです。

例えば、同じ敷地に建てるとして、企画住宅等で決まった間取りのG3の家と、その土地や、その人にあった設計がされたG2の家では、G2の家の方が断然快適ということが現実におきます。

G3グレードにするのには、当然に初期費用が高くなります。せっかく性能に投資したのに、コストを抑えて建てたG2の方が快適になるという矛盾です。

高性能という名のもと一括りにされている家づくりの現状を、私たちは世界基準パッシブハウスのメソッドを用いながら、ここ日本に適した住まいをご提案致します。

そもそもG1・G2・G3グレードとは?

G1~G3グレードとは人間が健康で快適に豊かな生活をおくる為にHEAT20が提唱する断熱水準と室内温度環境のグレードです。

親和建設の家はこのG2グレード以上の断熱性能を標準としています。

6地域(倉敷)における冬に一定時間暖房使用後、無暖房状態での最低温度の温度差を比較すると、H28年基準よりもG2グレードで約5℃の差があります。部屋間の温度差も必然的に少なくなりますので、ヒートショック等の防止にもつながり健康面でも効果的です。さらに、2020年義務化予定だったH28省エネ基準と比べても、約55%の暖房負荷削減となり経済的です。

但し、このUA値というのは断熱性能を示す一つの指標に過ぎません。実際のすまいの快適性は、敷地に対する建物配置や角度、日射遮蔽、開口部の位置や高さ、窓から見える景色等々、その他多くの様々な要素が組み合わさって成り立ちます。数字追いにならないようにしなければなりません。

G1G2G3 table2
断熱性能推奨水準 外皮平均熱貫流率 UA値[W/(m2・K)] ※この数値が低いほど断熱性能が高い。

推奨グレード
地域区分
1(北海道等) 2 3 4 5 6(倉敷等) 7
G1 0.34 0.34 0.38 0.46 0.48 0.56 0.56
G2 0.28 0.28 0.28 0.34 0.34 0.46 0.46
G3 0.20 0.20 0.20 0.23 0.23 0.26 0.26

親和建設はHEAT20の正会員です。HEAT20とは?

「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」Society of Hyper - Enhanced insulation and Advanced Technology houses for the next 20 years. 

HEAT20はその略称であり、呼称です。簡単に言うと未来を見据えて更なる省エネ化を図る為に集まった研究者、住宅・建材生産者の有志の団体です。

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